前回の記事では、「自主性」と「主体性」について自分の考え方をまとめました。
今回はその続きで、「主体性」を身につける場が少ない学校という環境下で、教員たちはどうすれば良いか一緒に考えていければと思います。また、私が実際にどうしているかもお伝えしたいです。
まさに、答えのない問いで「何をしていこうか??」とワクワクするところですね!
元々子どもは「主体性」の塊!?
子どもたちは、産まれてから五感をフルに活用して、様々な刺激を受けながら成長していきます。
見える景色・手などに触れる感触・聞こえる音・香りなど魅力的な世界に包まれているような感覚なのでしょう。
幼稚園や保育園を想像していただくとわかりやすいかと思いますが、子どもたちは大人に何か言われるまでもなく、興味のわくものや楽しそうなこと、気になったことがあればすぐそれらに反応します。
- すぐに駆け寄って見て、触って、嗅いでみる(たまに口にも入れてみる)。
- 気になることがあればすぐに大人に聞いたり、友だちとこれなんだろうねと話し始める。
- 周囲のことなど気にせず、黙々とただそれだけに注力する。
- 道具や材料を見ると、目的や目標を決めて、それらに向かって猪突猛進する。 etc
新卒で保育園に勤めていた時のことを思い出しますね。もう、13年前のことなので、当時の子どもたちはもう高校生・・。

時の流れは残酷である・・。早すぎるでしょーー!!!!
一旦深呼吸して・・・。話を戻します。
そのくらいの年齢の子どもたちは、本当にパワーがみなぎっており、キラキラした目で日々を過ごしています。
そんな「主体性」の塊だった彼らが小学生になると、そういった姿が徐々に失われていくような感じがします。
失われゆく主体性
小学生になると保育園や幼稚園とは異なり、時間割ができ、1クラス30人前後の子どもたちが一緒に動くための仕様になっていきます。
なぜなら、そうでもしないと担任一人でその人数を見ることは不可能だからです。
羊の例え
皆さん、想像してください。
あなたは羊飼いです。
目の前に30匹前後の羊たちが集まっています。
彼らを連れて隣町まで行くことになりました。
あなたは先頭に立ち、彼らを率いて歩き出します。
さぁ皆さん!羊たちをどのようにして連れていきますか?
きっと同じ方向を向かせて、同じ道を辿らせていくことでしょう。
極端な例えかもしれませんが、そんな感じだと思っています笑
その中で「主体性」を身につけましょう!といったところで、なかなか難しいでしょう。羊の中には、どこかに行こうとする羊がきっと出てきますが、違う羊が注意をして道を正すだろうとなんとなく想像できます。
「主体性」を育むことは、諦めるしかない!?
幼稚園・保育園から来た子どもたちは、1年生の間はまだ「主体性」の片鱗を随所に見せているように感じます。しかし、学年が上がるにつれてそれは徐々に陰りをみせ、自分で考えることが少なくなり、教員からの言葉がないとなかなか動くことができない場面が増えます。
発達の面も影響しているとは思いますが、それ以上に集団で一緒に動くことはなかなかの弊害を生んでいると私としては考えています。また同時に、当事者としての意識もどんどん弱くなっていく傾向にあり、そこも課題の一つかなと思います。
やはり、教員一人ひとりが立ち止まり、どうすれば良いかを今一度考えなければならないと思います。子どもたちにかける言葉や関わり方、果たして何を目的に、何を目標にしているのか、そこが明確になっていないとその場しのぎのものになってしまうのではないでしょうか?
小学校の現場自体を変えることは、相当な労力とある程度の役職に就く必要がありますが、教員の意識を変えることについてはそれに比べると容易かと思います。
学校という環境下でもできること
現在、以前から勤めたかった支援級の担任(2年生)として、子どもたちと日々ふざけ合いつつも、「主体性」を育むためにどうしたらいいかを考えながら仕事をしています。
実際にどのようなことを意識しながら、学校現場で取り組んでいるかをお伝えします。皆さんの考えるきっかけになるといいなぁ。
これらが正解!と言いたいわけではありませんので、ご承知の上お読みください。ちなみに支援級だからできることでしょ!というツッコミは禁止でお願いします笑
自己選択・自己決定できる場面をできる限り多くする
ここがかなり肝かと思っています。学校現場では、こういった場面が圧倒的に少ないと以前から感じていました。しかし、ある意味集団で動くことを考えるとなかなか難しいのも理解できます。
なので、私はここを意識して子どもたちと関わっています。取り組む内容等、子どもたちの活動についてなぜやるのか理由や目的を明確にし、自己選択・自己決定をできる環境を整えます。
2年生の子どもたちも問題なくできます。ただ、子どもによって難しいこと(選択する経験が圧倒的に少なくどう選べば良いかわからないなど)もあるため、提示の仕方や頻度等はその都度考える必要があります。
子どもたちと合意形成を図る
教員が良かれと思ってしていること、たくさんありませんか?
しかし、本当に子どもたちにとって必要かつ求めていることかは、その子にしかわかりません。
困っていることや不安なこと等をその都度子どもたちと話しながら明らかにし、そこで子どもからの意見や考え、気持ちを聞き取ります。
その中でこちらができることを提示しながら、本人と合意形成を図ります。
これは一つの例ですが、自己選択・自己決定にもつながることでもあるので、ここも時間をかけて行う必要性があると考えています。
ちなみにこれらは、子どもたちとある程度の関係性が構築されていないとできませんので、まずは※関係性の構築に全力を注ぎましょう!
※ここも大きなテーマなので、また別記事で考えたいと思います。
まとめ
学校でできることはご家庭でもできるかな?と思いますので、ぜひ考えるきっかけになったら嬉しいです。「主体性」について、改めて考えると深いです。本当に深いです。
学校という場でできることをこれからも探していきたいと思います。
私の考え
- 自己選択、自己決定できる場をできる限り多くする。
- 子どもたちと合意形成を図る。

前提として、子どもたちとの関係性が構築されていないと難しいです!


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