本日のテーマですが、子どもの頃から思っていた事がありまして。
「怒るって意味あんのかいな!」「怒られると何一ついいことないわ!」「怒る方も疲れるやろ!」
怒られても反発心しか残っていなかったのを覚えています。笑
皆さんは、体験ありますでしょうか?
親や学校の先生にめちゃくちゃ怒られたことが。笑
とにかく怒られるのが嫌で。もうちょっと伝え方あるでしょうよと。
みんな穏やかに生きていきましょうよとずーーっと思っていました。これが、私が常に穏やかでいる要因の一つかもしれません笑
学校現場でも変わらず感じていたことで、最近やっと「怒る」と「叱る」の本質が見えてきたような気がしています。ぜひ、皆さんもここで一旦立ち止まって考えてみませんか?
それでは、まずそれぞれの意味を確認していきます。
「怒る」と「叱る」の意味
おこ・る【怒る】
[動ラ五(四)]《「起こる」と同語源。感情が高まるところから》
1 不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。「真っ赤になって―・る」
2 よくない言動を強くとがめる。しかる。「へまをして―・られた」コトバンク(デジタル大辞泉)より引用
しか・る【叱・呵】
「怒る」意味に、「しかる」という言葉が入っています。こうなると同じ意味と捉えてしまっても仕方ないところもありますね。しかし、この2つは、大きく異なるというのが私の考えです。
これらを考えずに使ってしまうと、子どもたちにとっても大人たちにとっても、あまりいい方向に働くことはないと思います。むしろ悪い方向にいってしまうくらい大きな影響を与えるアクションだと捉えても良いかもしれません。
「怒る」と「叱る」の決定的な違い
決定的な違いは・・・
「管理者的」か「支援者的」か
の捉えです。
「怒る」の捉え
- 感情をそのままの勢いでぶつける。
- 怒鳴ったり、荒々しい言葉態度を使ったりすることで、相手をコントロール下に置いてしまう。
- 恐怖心を相手に与えやすい。
- 行動抑制が効きやすい(「これをすると怒られるからやらない」など)。
- やってはいけない本質を理解しなくなる。
- 集団の中で、どうしても管理者としての立場になりやすくなる。
「叱る」の捉え
- 冷静に相手に伝えたいことを整理して、伝えることができる。
- 相手が、なぜしてはいけないかの本質を理解するきっかけになる。
- 恐怖心を相手に与えずにコミュニケーションを図れる。
- 相手にとって成長を促すための言葉かけ。
- 支援者としての立場を明確に示すことができる。
どちらも相手との関係性の構築がなされていないと良くも悪くも効果はないですが、あくまで教員は「支援者」としての立場だと認識することで、必然と「怒る」必要がなくなると私は考えています。
決して、子どもたちを管理する立場ではなく、子どもたちの成長を願い、やりとりをしていく中で大切なことを伝え、支えていくというスタンスという認識です。
また、感情をそのままぶつける姿を子どもたちに見せることで、そういったコミュニケーション方法を使ってもいいんだと認識させてしまうという危惧もあります。
ただ、「叱る」ことを連発すれば良いというわけでもないと考えます。ことあるごとに「叱って」しまうと、それこそ教員も子どもも本質を見失ってしまう原因になりかねないため、線引きが必要です。
線引きをした上で、線を越えないことに関しては、注意程度で良いかなと思います。それだけで大人も子どもも負担感がだいぶ軽減されるように感じます。
ちなみに私の線引きの基準は「命に関係することか」「人権を無視した行動か」です。この線を越えたときには、「叱る」という選択をします。
「怒る」ことは絶対にしてはいけないの?
では、「怒る」ことは絶対にダメかと言われるとそんなことはないです。
例えば、緊急性のあることが目の前で起きてしまったときには静止させるために怒鳴ったり、力づくになったりする場面は出てくるかと思います。しかしそれは「怒る」ではなく、線を越えてしまった時の瞬間的な場面での対処です。
よって、その後に時間を確保して「叱る」必要性があります。
「怒る」ことは、コントロールの効く感情です。その感情をわざわざ選択してまで使う必要性はないと思っています。
こんな場面ありませんでしたか?
親と喧嘩をして怒鳴られているときに、突然母の携帯に電話が・・。
それに出ると怒りはどこへやら、親の声色は明るい。
電話を切るとまた怒鳴り始める・・・。
これなんてまさに典型的に「怒る」ことをコントロールしている場面かと笑
まとめ
ものは使いようとはよくいったものですが、何を目的にしているかで使用するものも変わってくるかと思います。ちなみに「怒る」とむしろ反発心を生むまたは媚を売って近づいてくる子どもが増える・・気がします笑
子どもは、私たちが思っている以上に敏感で賢いです。
- 「支援者」として「叱る」ことを実践すると、相手は叱られていることの本質を理解するきっかけを得る。
- 感情的になると伝えたいことも伝わらない可能性が高い。
- 「叱る」線引きを決める。
これを機に改めて「怒る」と「叱る」について考えてみてはいかがでしょうか。


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