1872年ごろから移行し始めた「一斉授業」の形は、今では当たり前の光景です。
私は、全くといっていいほど教育に関する歴史については疎いですが、もうすでに150年以上もの時が経っていると思うと凄まじいです。
視点によって、150年という時間は長くもあり短くもありますが、人間の視点からすると、長いです笑
こんな感じでぼーっとしてしまうくらい。

子どもたちの学びの形は、様々な面で大きな変化を経て現在の形になっていますが、私個人としては、もう「一斉授業の限界」がきているように感じています。
私が感じている理由は様々ありますが、今日はそこを取り上げるわけではありません。
ではそんな環境下で、私は一体どうしているのか。
そこを共有して、子どもたちの学びの形について考えるきっかけにできたらと思っています。
話し合いと自己選択・自己決定
基本的に私の考え方として、「こちらから一方的に勉強させない」です。
かといって教科書を一切使わないわけではありません。
生きていく上で、また考え方を知るなど必要だと思うものを精選します。
また、子どもによって辛さを感じている部分があれば、そこを緩和できるような内容を盛り込んでいきます。
例えば・・
- 黒板の文字を写すのに時間がかかってしまう。
- 手先がうまく使えない。
- 活動に集中できずにキョロキョロする。
- たち歩いてしまう。
- 友だちとコミュニケーションをとるのが苦手。
- 感情抑制がうまくいかない。
- そもそも勉強が嫌い。
- 集団のざわざわが苦手。 etc
現場にいると本当に様々なので、関わりながら見取っていきます。
そこから、子どもたちがその部分を自覚しているかを確認します。自覚しているかつ、修正したいという思いがあれば話は早いです。
「こういうのあるけどどう?」
「これはこういったところの力がつくものだよ。」
など私が持っているリソースを全て曝け出して、情報提供します笑
それらを本人と一緒に組み合わせていきその子だけの学びを作り上げるのです。
そうすると子どもたちは自ら学び、困ったときには支援を求めてくるという形になります。
体調とか気分で「今日はやる気でなーい」とか「これやりたい」といつもと違うものを選ぶことはありますが、それはそれでOKです。
この学びの形は現在の環境下でできる「主体的な学び」だと思っています。自己選択と自己決定ですね。
私は、並行してリソース集めを続けて、いろいろなものを子どもたちに選んでもらえるように準備します。
ちなみにここで勘違いしてはいけないことがあります。
・自分で選んで、自分で決めたんだから責任持ってやりなさい。
この考え方は、支える側の意識としては弱いと考えます。
子どもたちの学びは、環境をしっかりと整える必要があります。それが教員の仕事だと思うからです。
・何かあればすぐに助けるから、自分で選んで、自分で決めてやってみよう!
この「何かあればすぐ助ける」というのが重要ですね。
これがあるから子どもたちは、やってみようと思っていろいろなことに挑戦することができると考えます。
つまりはここでも「関係性」の話が出てくるわけです。どこにでも顔を出す「関係性」、それほどに重要なんです。
学びの環境
子どもたちが学ぶ環境(ハード面ですね)も重要です。
しかし、今私が勤めている学校では、支援級の児童数が多く教室の確保が難しいのが実態です。
そんなことを嘆いていても仕方ないので、この環境でできることは何かを常に考えながら日々取り組んでいます。
そんな中で、他の先生方も使っていますが、私も1名の児童に対して、環境の一部として設置しています。

番号が書いてあるプラスチックの可動式の棚です。
先を見通しつつ、量を把握して学べるかつ終わったものが一目でわかるツールとして使っています。
1番から6・7番くらい(量は日による)まで、授業で学ぶものを一つずつ入れておきます。
子どもは、上から順番に取っていき進めますが、困ったときにはすぐに私を呼びます。
もちろん内容は、事前にその子と相談して選んでもらい、決めたものです。
その都度、「こんなやつやってみたい」と自ら意欲を持って伝えてくれるので、それにこちらは応えます。
この棚を使う必要のない子もいるので、その子は全く違う形で取り組んでいます。
量もその都度自分で調整しています。
まとめ
- 現在の学校という環境下で「主体的な学び」ができるように、一緒に学びの形を作り上げる。
- 学びの環境を整え、情報収集を怠らずに常に準備しておく。
ハード面ソフト面を根本的に変えたければ、正直管理職などの、ある程度の役職に就かないと難しいでしょう。
なので、今できることをとにかくやる!そこに尽きると思います。
文句を言い続けても何も変わりませんからね。
ぜひ、子どもたちの学びの形について考えるきっかけにしてもらえると嬉しいです。


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