変わった行動の真実!?

教育

【2026年10月7日追記】

2.『認知の歪み』の具体とは? を付け加えました。

学校現場にいる先生方は、多くの子どもたちと関わってきたと思います。

私もその中の1人です。

その中で、「少し変わった」と言われる行動をとる子どもたちはいませんでした?例えば・・

  • 100点じゃないと0点と同じだと考える。
  • 物事の捉え方が極端になる。
  • 会話していると大体否定系になる。
  • 「自分はどうせできない」と思いこむ。
  • 1度失敗すると2度目の挑戦はしない。
  • いろいろなことに不安感を抱く。
  • 「絶対にやらないといけない!」と思う。
  • 小さなことでイラついて怒る。

他にも色々と思いつく方もいるかと思いますが、このような行動をきっかけに『不適応行動』につながるケースが多くあります。

そして、中には「発達障害ではないか。」と疑う人もでてきます。

しかしこういった『変わった行動』には、『認知の歪み』が影響しているのではないかと考えられているそうです。

今回は本の紹介ではありませんが、この本を読んで「変わった行動」をとる子どもたちにどう接するのか、自分の考えを共有したいと思っています。

認知行動療法の技法や認知の歪みの具体については、この本を読んでいただけると良いかと思います。

『認知の歪み』とは。

この本のキーワードにもなる『認知の歪み』とは一体どういうものなのか。

そもそも認知行動療法では、

『物事の受け取り方』=『認知』

としているそうです。

人は、日々様々な出来事に直面していて、それらを受けて感情や行動が引き起こされています。

その『認知』が歪むとは以下のように定義されています。

『物事の受け取り方』=『認知』が極端だと、感情や行動の問題を生じさせやすいのです。極端で非現実的で、バランスの悪い認知のことを『認知の歪み』といいます。

「教室でできる気になる子への認知行動療法」より引用

確かに!と思いました。

物事の受け止め方や捉え方が極端だなーと思う子どもたちと多く関わってきました。

私自身うまく言語化できなかったのですが、その極端に捉えてしまうことこそがまさに『認知の歪み』だったのです。

【追記】以下の2.『認知の歪み』の具体とは?を付け加えました。

『認知の歪み』の具体とは?

冒頭でもいくつか記載をしてありますが、実際にどう言ったものが『認知の歪み』と言われるのか。

イメージしやすいものを以下にまとめました。

0か100か。

テストの点数が一番わかりやすいかと思います。

90点でも100点じゃないからだめ!となってしまうアレです。

また、ちょっとでもずれたら直したり、一度でも失敗したらやり直したりと、いわゆる『完全な完璧主義者』ですね。

どうせ自分なんて・・全てのことに悲観的。

これもあるあるかもしれません。

「どうせやってもできないし。」

「どうせこうなるんだろ!」

みたいな発言です。

これらは、そういった認知になってしまう環境で育ってきたというのが一つ。

それと同時にそのような歪んだ認知ということも関係あるかと思います。

何事にも不安感を抱いてしまう。

見通しが立たないことでも不安感を抱くこともあります。

さらに、物事の受け取り方に歪みが生じていることで、よりマイナスな方向に物事が進んでしまうと捉えてしまいます。

全てが『歪んだ認知』が影響しているとは言いませんが、少なからずその要因の一つには入っているかと考えます。

捉え方と考え方の調整

認知行動療法の技法を読んで、

つまり簡単にいうとこういうことだ!と自分なりの考えが見えました。

それがこちらです。

捉え方と考え方の調整です。

毎日の学校では多くの刺激を受けつつ、様々な出来事に直面している子どもたちです。

そんな中で、「変わった行動」と言われることをしている子どもたちとその都度のコミュニケーションを介して、調整を図っていきます。

  1. 実際にとった行動の理解
  2. 感情の気づきと把握(言語化)
  3. 捉え方・考え方の提案
  4. 実践

こんな感じのことをいつもしていたことに気づかされました!

本を読むと自分の考え方や行動が明確に言語化されることがあるので「これかー!」となり、すんなり入ってきますね。

このような流れで「認知の歪み」を、本人が楽に過ごせるように少しずつ調整していきます。

決して「認知の歪み」がダメ!ということではなく、本人が苦しんでいたり辛い思いをしていたりすることを「本人自身」が理解することが重要です。

そこから「あ、こういう捉え方とか考え方あるんだ!」と本人が気付けるような関わりをしていくことで、自己理解も深まり、より最適な方向へ進めると考えます。

まとめ

私の考え

変わった行動をとる子どもたちと関わるときには、

「認知の歪み」を視野に入れながら

捉え方・考え方の調整をする。

こちらからの押し付けではなく、本人が苦しんでいたり、辛い思いをしていたりしていた場合に調整を図ることを提案するような感覚です。

「変わった行動」にも全て意味があり、本人の自覚がないことも多いため、少しずつ良い方向に進めていけるといいですね。

ぜひ、考えるきっかけや参考にしてもらえると嬉しいです。

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