子どもたちに必要な力① 『対話をして解決編』

教育

【2026年9月20日追記】

「1.裁判官からの脱却」について、裁判官にプラスして「警察官」的要素を書き足しました。

教員も子どもを育てる保護者の皆さんも、きっとほぼ毎日目にするあの光景・・。

そう、子どもたちの喧嘩です。

  • ちょっとしたすれ違いで起こる言い合い。
  • わざとではないが、ぶつかってしまい手が出る。
  • 悪口を言われてやり返す。
  • 少し気に食わないことがあって言い合ったり、取っ組み合ったりする。             etc

様々なきっかけがあって、そこから喧嘩に発展していくことがほとんどでしょう。

そんなときみなさんはどのような対応を取りますか?

間に入って仲裁する?まずは双方から話を聞く?「喧嘩なんてやめなさーい!」と怒る?

こんなときはみなさん!まずは、

子どもたちが身につける力を育む

チャンスターイム!!

と思ってください。秘伝の書①の内容は・・・こちらです!

自分たちで対話をして

物事を解決する力

なぜ必要かというと「主体性を育むため」です。これができると物事を「当事者」として考えることができるようになり、人任せにならなくなると考えます。社会がとんでもないスピードで変化し続ける中で、とても重要なスキルになってくることでしょう。

大人でもなかなか身につけるのが大変だと思います・・。私もまだまだです。

大人でも難しいものを子どもが?と思うかもしれませんが、できます。

しかし、いきなり「さぁみんな!対話して!」は無理です笑

これよく授業でも見られる光景ですよね。「班ごとになって話し合ってねー!」ってやつです。

これは前回の記事でも話した「主体性」を重視して実践しているのでしょうが、実際には話し合いの仕方もわからず、とりあえず仲良い子たちと話したり、一人でやったりというところが現実です。

裁判官からの脱却

残念ながら、喧嘩が起こった時の教員の関わり方は、私が子どもの時から正直ほぼ変わっていません!

警察官のように目を光らせ、何か異常があったときにはすぐさま対処する。

そして、両者に判決を下す裁判官となる。

例えば・・

教員:何があったから話してごらん?

Aさん:〇〇があって、嫌だった。

教員:Bさんはどう?

Bさん:いやでも〇〇だったんだよ!だからやだったんだよ。

教員:そうだったんだね。Aさん、Bさんこう言っているけどどう?

Aさん:それはわからなかった。

教員:わからなかったんだね。今、Bさんの気持ちわかったね。何か言ったほうがいいと思うことある?

Aさん:謝る。ごめんなさい。

Bさん:僕もごめんなさい。

教員:それぞれ次は〇〇に気をつけようね。

こんな状況、学校内ではよくあることでしょう。

正直これくらいのやりとりだとむしろいいほうだと思います。中には激しい裁判官もいます。

Aさんが悪いから謝ったほうがいい! みたいな笑

では、なぜ裁判官から脱却すべきなのか。

それは全てのやりとりが教員を介して行われているからです。

こんな構図です。結局、教員が取りまとめて、判断していくといったような構造になっていて、子どもたちは教員が解決してくれると思ってしまう形でしょう。

また、警察官のように校内を巡回していると、私の感覚ではありますが、常に監視されているような気がして、あまりいい気持ちはしません。

よくあることですが、子どもたちが廊下を走っていて、遠くに教員を見つけるとすぐにやめる・・。

なぜなら、怒られるからです笑

これ、街中でもありませんか?

二人乗りしている自転車が、遠くにパトカーを見つけてすぐさま降りる光景・・・。

なんだか同じ構図です。

抑止力にはなっていると思いますが、根本的解決には至っていませんよね。

では、なぜ教員はそうしてしまうのか。

それは社会の一部である学校なのに、何か問題があっても警察官が立ち入ることはなく、学校内で解決する形になってしまっているからだと考えます。

学校職員で何とかしないといけない!という風潮?が根付いているのでしょう。

子どもたちは罪の意識もなく好き放題にしてしまう・・そんな学校はたくさんありそうです。

まさに治外法権的な感じです。

ニュースに出るような問題については介入がありますが、それ以外は基本学校内で対処する以外選択肢はありません。

少々話がそれました・・・。

では、子どもたちが教員を介さずに解決するために、一体どうすれば良いと考えるか。

お互いの合意形成を目指して!

重要なキーワードとしては「合意」です。

大体の場合は、謝ることが目標になってしまっているような気がします。

確かに相手が嫌なことをしたら謝罪するのは大切なことですが、物事を解決するためにはそこだけに目をむけていると対話が難しくなってくるでしょう。

なぜなら、ゴールが明確になっていないからです。それぞれが自分たちの正義をもっているため、対立してしまうのは当然です。

まず、「仲直りしたい」「今後も仲良くしたい」「喧嘩をしたくない」などお互いの合意をとるところからスタートするのです。

それができたら、あとはそこに向けてAさんとBさんが何を対話する必要があるのかが明らかになります。そして対話の形の考え方としてはこのような感じです。

対話の方向修正や困っていそうな時の支援程度の関わりがいいかと考えます。

きっと「今後も仲良くしたい」と言う合意が取れれば、それぞれ振り返りをして謝るという自己選択。自己決定に至ることでしょう。

結果、子どもたちだけで解決する成功体験を積むことができます。これが積み重なっていくと、教員がいなくても対話して解決することもでき、かつ授業でも大いに役立つことでしょう。

実は、秘伝の書②の「感情をコントロールする力」も必要になりますが、そこについてはまた今後まとめたいと思います。

ちなみに、5月あたりに2年生の子どもたちにこのような形で行ったところ、とんでもなくスムーズに仲直りしました。

正直子どもたちによって、難しさなどあると思いますが、とにかく体験を積み重ねることが必要ですので、ぜひやってみてほしいです。

まとめ

私の考え

秘伝の書①

自分たちで対話をして物事を解決する力

  1. 裁判官からの脱却
  2. お互いの合意形成を目指して!

ぜひ対話する体験をたくさん積み重ねて、秘伝の書①を身につけていきましょう!

また、改めて子どもたちへの関わり方や子どもたち同士での対話の仕方について、考えるきっかけになると嬉しいです。

最後に余談。合意形成というワードが出てきたので一言。

教育の目指すところの合意形成は、正直教育現場で必ずやったほうがいいと考えています。経験年数を重ねていくとバラバラになりやすく、別の方向を向いて子どもたちと関わることになります。ここについては考えを今後共有していきたいと思っています。

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